外構工事の相見積もり、角が立たない断り方

外構工事の相見積もり、角が立たない断り方

今回は、よくある悩みでもある他社への角の立たない断り方についてのお話ですが、最近外構工事をお願いしたが工事にはなかなか来てもらえず、隣で工事をしていた弊社に工事依頼があり断り方を相談されたことから、今回の記事へとなった状態ですね。
相見積もりを取った後、他社への角の立たない断り方を解説。
連絡のタイミング、伝えるべき内容、契約前後のキャンセル料の違いまでまとめました。

複数の業者から見積もりを取ると、いよいよ契約先を決める段階で「他の業者にどう断りを伝えればいいのか」という悩みにぶつかる方は少なくありません。
せっかく丁寧に対応してもらったのに気まずい、という気持ちから連絡を先延ばしにしてしまう方も多いですが、実は断り方にはちょっとしたコツがあります。
この記事では、相見積もりを取った後、角の立たない断り方について解説します。
断ること自体への漠然とした不安を減らせれば、相見積もりというプロセス自体をもっと気軽に活用できるようになります。

目次

相見積もりを取ること自体は当然の権利

まず前提として理解しておきたいのは、複数の業者から見積もりを取ること自体は、施主として当然の権利だということです。
以前の記事(外構業者の選び方・失敗しないコツ)でも触れた通り、複数社を比較検討することは、適正な価格・提案内容を見極めるために必要なプロセスです。
業者側も、相見積もりが行われることは前提として営業活動をしているため、「断られるかもしれない」というリスクは織り込み済みです。
過度に申し訳なく思う必要はありません。
実際、多くの外構業者は日常的に相見積もりの中から選ばれたり選ばれなかったりを経験しており、断りの連絡自体を特別なこととは受け止めていません。

断るタイミングは早めが基本

契約先が決まった時点で、できるだけ早く他の業者に連絡することが、双方にとって望ましい対応です。
業者側は、見積もりを提示した後も、スケジュールの調整や資材の手配準備を進めていることがあります。
返事を先延ばしにすればするほど、相手の時間を無駄に拘束してしまうことになるため、決まった時点でなるべく早く連絡するよう心がけましょう。
「まだ他の業者に断りの連絡をしていないから」という理由で契約自体を先延ばしにする必要もなく、契約先を決めたらまず先に他社への連絡を済ませてしまう、という順序で進めても問題ありません。

断る際に伝えるべきこと・伝えなくてよいこと

伝えた方がよいこと

  • 見積もり・提案をしてもらったことへの感謝
  • 今回は他社に依頼することになった旨

無理に伝えなくてよいこと

  • 他社に決めた具体的な理由(価格差、担当者との相性など)
  • 他社の社名や見積もり金額

理由を詳しく説明しようとすると、かえって話が長引いたり、気まずさが増したりすることがあります。
「今回はご縁がなかった」という程度のシンプルな伝え方で十分です。無理に詳細な理由を伝える義務はありません。

断り方の具体例

電話で伝える場合
「先日は見積もりのご対応、ありがとうございました。検討させていただいた結果、今回は他社にお願いすることにいたしました。
丁寧にご説明いただき、大変参考になりました。ありがとうございました。」

メールで伝える場合
メールでの連絡でも失礼にはあたりません。むしろ、電話で気まずい思いをするより、メールの方が伝えやすいと感じる方も多いようです。

「お世話になっております。先日はお見積もりをいただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は別の業者様にお願いすることといたしました。ご丁寧にご対応いただき、感謝しております。
またの機会がございましたら、よろしくお願いいたします。」

このように、感謝の言葉を添えつつ、簡潔に結論だけを伝える形で問題ありません。

契約前であればキャンセル料は基本的に発生しない

見積もりの段階、つまり正式な契約書にサインする前であれば、断ることによってキャンセル料が発生することは基本的にありません。
見積もり自体は無料で行っている業者がほとんどのため、安心して断って問題ないケースがほとんどです。
ただし、特殊なオーダーメイド設計や、詳細な図面作成にまで踏み込んだ提案を依頼した場合など、まれに「プランニング料」が別途発生する契約形態も存在します。
見積もり依頼の段階で、無料の範囲がどこまでかを確認しておくと、後から想定外の費用を請求される心配がなくなります。

契約後に断りたくなった場合の注意点

もしすでに契約書にサインしてしまった後で、やはり他社にしたいという場合は、話が変わってきます。
訪問販売や電話勧誘販売など特定の契約形態であれば、契約書面を受け取った日から8日間以内であれば無条件で契約を解除できる「クーリングオフ制度」が特定商取引法で定められています。
ただし、これは契約形態によって適用条件が異なるため、該当するかどうかは契約書や消費生活センターなどで確認することをおすすめします。
契約後のキャンセルは、契約前の見積もり段階での「断り」とはまったく別の話になるため、混同しないよう注意しましょう。
店舗や事務所で施主側から出向いて契約した場合など、クーリングオフの対象にならない契約形態もあるため、不安な場合は契約書に記載された特定商取引法に基づく表記を確認するか、消費生活センターに問い合わせてみてください。

現場から見た業者側の本音

これまで多くの現場を見てきた中で、実際に営業を担当している方々から聞く本音として、「断られること自体は仕方がないと分かっているが、連絡すらもらえずに音信不通になるのが一番困る」という声をよく耳にします。
断る連絡は多少気まずくても、一本の電話やメールで済むシンプルな作業です。
逆に、連絡をしないまま放置してしまうと、業者側が何度も確認の連絡を入れてくることになり、かえってお互いにとって気まずい状況が長引いてしまいます。

断りにくいと感じる心理的な背景

相見積もりを断ることに気が引ける理由として、「時間をかけて現地調査や提案をしてもらった分、申し訳ない」という気持ちが働くことがよく挙げられます。
特に外構工事は、現地での採寸やヒアリングなど、業者側にも一定の手間がかかる工程があるため、余計にそう感じやすいのかもしれません。
ただし、こうした現地調査や提案自体は、契約を獲得するための営業活動の一環として業者側が行っているものであり、施主が対価を支払う義務があるわけではありません。
「対応してもらった分、契約しなければ申し訳ない」と考える必要はなく、あくまで提案内容を比較検討した結果として、率直に結論を伝えれば十分です。

しつこい営業を受けた場合の対処法

まれに、断りの連絡をした後も、値引きの提案や再考を促す連絡が続くケースがあります。
この場合は、「今回は他社に決定したため、今後のご連絡は控えていただけますでしょうか」と、はっきり伝えて問題ありません。
相手に配慮しすぎて曖昧な返事を続けると、かえって連絡が長引く原因になります。
特定商取引法では、消費者が契約しない意思を示した後の再勧誘は原則として禁止されているため、しつこい勧誘が続く場合は、消費生活センターに相談する選択肢もあります。

まとめ

相見積もりを取った後の断り方に、複雑な作法は必要ありません。感謝の気持ちを伝えた上で、決まったタイミングでできるだけ早く、シンプルに結論を伝えることが、双方にとって気持ちよく進められる方法です。
契約前であればキャンセル料が発生することも基本的にないため、過度に心配せず、早めの連絡を心がけましょう。

複数の業者を比較したい場合は、ミツモアで一括見積もり依頼をすると、まとめて提案を受け取れるため、個別に何度もやり取りする手間を減らせます。

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